2017年3月6日 更新

AI(人工知能)で変わる世界。あなたの仕事は将来どうなる?

AI(人工知能)技術が発達し、人間の生活を便利にしてくれる……そんな夢物語がもうすぐそこまで来ています。それどころか、人間の仕事を横取りするほど優秀なロボットが誕生する恐れも出てきました。AI(人工知能)によって進化する仕事事情についてご紹介します。

いよいよ佳境に入ったAIテクノロジー

2016年末、将棋棋士が「スマートフォンのAIソフトを使用して指し手をカンニングしたのではないか」と嫌疑をかけられる事件があったのは記憶に新しいところです。真相は置いておいて、人々の間では「AIがすでに人間の思考能力をはるかに凌駕するレベルに達している」という事実に対する衝撃もあったようで、事件は大きな話題となりました。

高度な思考を可能とする人工知能は、長年にわたって人類の憧れでした。我々の知らないところで地道な研究が続けられてきた結果、いよいよその発展は技術的特異点を迎えようとしています。ある日突然、「キミの仕事、来期からロボットに任せることになったから。」と上司に告げられたらどうしよう!?……そんな恐怖感を漠然と抱いている方も多いのではないでしょうか。

ロボットの「接客スマイル」が見られる日も近い

技術の発達により、人工知能に取って代わられる最初の職業は接客業だといわれています。例えば、小売・飲食業(販売員)、コールセンター、銀行や役所の窓口業務、案内係、観光業、コンパニオンなどの各業種は、ルーチン的な対応が基本であるためAIにも務まりやすい職務です。

接客AI実現への第一段階として、日本マイクロソフトによって「りんな」という自動会話システムが開発されています。「りんな」は女子高生の人格を付与されたAIで、すでにその機能は簡単な会話なら全く違和感なく成立するレベルに達しています。

人間にとって残酷なことに、AIを搭載したロボットはいくら長時間勤務しても疲れることがなく、いつでも容姿端麗。客に怒鳴られても傷つくことはありません。ニッコリと微笑むロボットのスタッフが街中のあらゆるサービス施設に溢れたら、人間には勝ち目がないかもしれません。

AIは無事故・無違反の優秀ドライバー

近年、自動運転技術の開発が着々と進められています。技術の信頼性、事故を起こした際の賠償責任や、歩行者の声や合図にソフトウェアが対応できるかどうかなど、まだまだ課題は山積していますが、遅くとも今後10年のうちには全てクリアになることでしょう。

当然ながらこの技術が実用の域に達すれば全てのドライバーは失職します。ドライバー業はヒューマンエラーと常に隣合わせの職種であるため、経営者側も積極的にドライバーを人からAIに置き換えていくことが予想されます。物流業種では、ドライバーのAI化と同時進行で荷分けや積荷の上げ下ろし業務の完全AI化が進むでしょう。

顧客のニーズを完璧に予測する無敵の営業AI登場

「営業マンは、人と人との関係づくりが肝だからAI化されないはず」と思っているのであれば、それは甘い考えです。すでにインターネット通販などにおいては、個々人のユーザーの特性に合わせたおすすめ商品が紹介されるという、いわばBtoCの営業AI機能が実用化されています。この機能を応用していけばBtoBの営業AIも早々に実現するでしょう。

営業AIは無数の顧客データや市場データを集積し、顧客が求めるモノや求める価格、求める品質を完璧に予測することができます。そのうち、営業を受ける側の購買担当者もAI化されるかもしれません。営業AIと購買AIがネット回線を通じて商談を進め、自動的に商売が成立する……そんな人間不在の未来もそう遠くないはずです。

記者・作家などの知的労働も例外ではない

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AIはコンピュータ言語を用いて思考します。したがって、人間の言葉を巧みに操る必要がある新聞記者やライターなどの文筆業はAIにとって少々難しいかもしれません。しかし、AIはこの「言葉の壁」もすでに乗り越えつつあります。

日経新聞と東大の合同研究では、決算報告書を瞬時に読み取ってニュースとして文章化するAI記者「完全自動決算サマリー」をすでに実用化しています。決算報告ニュースは内容が明快なので、AIにとっては最も執筆しやすい文章です。

それでは、人間ならではの微妙な表現力や発想力が必要とされる小説はどうでしょうか?2016年に公立はこだて未来大学のチームにより、有名作家・星新一の小説から着想の傾向を分析したデータをもとに、人工知能に小説を書かせるプロジェクトが行われています。

こちらの試みも、目覚ましいスピードで進化を遂げているようです。人工知能が紡ぎ出す物語は、いつか人間の想像しうるレベルを超えた前人未到の高みを我々に見せてくれるかもしれません。
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NEKOYAMA NEKOYAMA

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