2017年8月1日 更新

年上部下とうまくつき合う3つの方法

 昨今自分よりも年上だが、部下としてマネジメントしなければならないケースが増えてきた。部下と言えど年上のため、どうしても年下部下とは違った接し方が求められる。ではどのように接するのが正解なのか、接し方を3タイプに分けて説明していく。

会社のボリュームゾーンは“バブル世代”

 バブル期(1988~1992年)に22歳で入社した世代のうち、すでに88~89年組が50歳に達している。大手企業では大量入社のこの世代が最大のボリュームゾーンとなっており、超大手企業では平均的に6人に1人がバブル期入社組ともいわれる。
 この世代の後が景気悪化で採用を抑制した40歳前後以降の就職氷河期世代だ。彼らからすれば恵まれたバブル世代に対して「バブル世代は苦労せずに会社に入った人が多いが、俺たちは少数精鋭で優秀だ」といった先入観を持っている人も少なくない。また、会社もバブル組をお荷物扱いし、中には退職金の割増率が高い早期退職優遇制度を使って辞めさせようとしている企業もある。

人手不足解消のカギは中高年社員

 だが、一方では生産年齢人口の減少に伴い、人手不足も顕著になりつつある。それでなくてもバブル世代を中心に社員の高齢化も加速している。大手医療機器メーカーではこの世代を中心に40代以上が約55%を占め、2021年末には50代以上が約35%と3人に1人になる見込みだ。
 会社のなかには中高年社員を戦力として活用しなければ今後の成長や発展もないことに気づき始めているところも増えている。しかし、この世代の多くは管理職になれないで年下の上司に仕えている人もいれば、会社の役職定年によって管理職を降りて若い後輩の下で仕事をしている人もいる。再び意欲と能力を発揮するように鍛え直すにしても一筋縄ではいかないのも現実だ。
 大手の人事担当者の何人かに中高年世代の中でやる気が失われている人はどのくらいいるかを聞くと「7割ぐらいいますね」とか「当社では6割はいます」と、驚くような答えが返ってくる。

モチベーションの低い社員は3タイプ

 中高年社員のキャリア研修に携わっているコンサルタントA氏によると、モチベーションが低い中高年は大きく「元管理職」、「職人」、「マイペース」の3つのタイプに分かれるという。
 元管理職とは役職定年や人事評価結果で降格された人。管理職までなれた人なので基本的に優秀なのだが、降ろされたことで会社・職場に対する不信感があるために、ことあるごとに内部批判をする。
 おそらくその批判は正しいのだが、常にその“正論”を会議などの場でも繰り返し発言し、若い上司の方針にも反対したりする。当然、上司も頭にくるので「あの人は仕事もしないくせにいつも反対ばかりする」というレッテルを貼り、距離を置くようになる。
 3つのタイプをやる気にさせるにはどうすればいいのか。コンサルタントA氏は「上司が時間をかけて信頼関係を築くことが前提となる」と指摘する。
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溝上憲文 溝上憲文

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