2016年12月19日 更新

未来の働き方や生活が変わる!! 覚えておきたい5つの最新テクノロジー

2016年、VR(仮想現実)やAI(人工知能)、フィンテックなど私たちの生活を激変させるテクノロジーが多数登場した。AIは、私たちの仕事を奪うとも言われ、たとえテクノロジーに無関係の職場にいるとしても、その進化を無視することはできない。この記事では、AIほか私たちの働き方や生活に多大な影響を及ぼす5つのテクノロジー(VR、フィンテック、AI、ゲノム編集、制震)について解説する。

画像素材 - PIXTA(ピクスタ)

2016年は「VR元年」とも言われる

VR(仮想現実)とは、三次元CG(コンピューターグラフィックス)を駆使して、あたかも現実のような世界をコンピューター上に再現する技術やサービスのこと。VRを利用したゲーム機「PlayStationVR」が話題になったことは記憶に新しい。

旅行業界では、リアルな観光体験をWeb上で提供するべく、VRを駆使したサービスも開発され、話題になった。近年、VRは、ビジネス分野でも活用され始めている。建築土木業界では、VRにより危険個所の特定を行い、作業員の安全確保に生かしているという。

Iot(インターネット・オブ・シングス)やビッグデータなどとの組み合わせにより、新たなサービスの開発が期待されているVR。私たちの想像を超えた体験をどのように提供してくれるのか注目したい。

ITベンチャーにより勃興する「フィンテック」

フィンテック(Fintech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を駆使した金融サービスを指した造語。スマートフォンによる決済や資産運用、ビッグデータ、人工知能などの技術を使用した金融サービスを意味する。

フィンテックで注目すべき点は、金融機関でないITベンチャー企業などのノンバンクが最新技術を駆使して金融サービスを提供していること。

これまで金融機関の独壇場であった金融サービスにこうしたサードパーティーが進出し、新たな市場を開拓している。フィンテックによりどのような金融サービスが提供され、私たちの生活が豊かになるのか。

「AI(人工知能)」は本当に私たちの仕事を奪うのか

AIとは、人間の脳が行っている処理をコンピューターに代替させようとする取り組みのこと。AIは、過去の膨大なデータを読み解き将来の出来事を予測することや音声を理解して文章に変化することなどが得意とされる。iphoneに搭載されている音声認識システム「Siri」もAIの例として挙げられるだろう。

AIの発展は目覚ましく、これまで人間が行ってきた仕事を代替するという声もある。例えば、銀行の個人営業。AIは、顧客のリスク選好度や過去の傾向などを把握したうえで、最適な金融商品を提案する。従来、銀行員のコンサルティングに頼っていたこのような仕事が代替される可能性がある。

その一方で、AIはこれまで人間が行ってきた煩雑な仕事を代替し、生産性向上に役立つという意見も出ている。いずれにしても、AIは、ビジネスパーソンの働き方にまで影響を及ぼすまでに進化している。

「ゲノム編集」は難病治療の福音?

ゲノム編集とは、ゲノムの目的の場所に特定の遺伝子を挿入したり、特定の遺伝子の働きを停止したりといった操作を安価かつ効率的に行う技術のこと。この技術により、病気に罹患した特定の遺伝子だけを取り出し、改変して戻すといった治療が可能になるとみられている。

癌やエイズ、白血病などの難病の場合、長期間に渡って痛みの伴う治療が必要となるだけでなく、治療費も高額であった。ゲノム編集は、遺伝子に対し直接アプローチして治療を行う。そのため、痛みを感じることなく、安価かつ迅速に治療が可能となる。

ゲノム編集は医療に大きな貢献をもたらすことが期待されているものの、倫理的に問題があるという指摘も根強い。難病患者にとって福音となるゲノム編集だが、どのような扱いになるか。今後の動向を注視する必要があるだろう。

大地震でも倒壊しない木造住宅

地震大国・日本。日本国民はこれまで大地震に悩まされ続けてきた。大地震では住宅の約6割を占める木造住宅の倒壊が懸念され、これにどのような地震対策を施すか議論されてきた。

近年、木造住宅に対する地震対策のひとつとして注目されている技術が「制震」。制震とは、地震の際発生する木造住宅の揺れを制震装置が吸収する技術のことで、木造住宅の損傷を抑えることに寄与する。この技術が一般化することで、地震に強い木造住宅が増える可能性がある。

超高層マンションなどで採用されている制震技術だが、これまで木造住宅では一般的ではなかった。しかし、近年、大手ハウスメーカーを中心に木造住宅に適した制震装置が開発されており、制震装置をあらかじめ取り付けた木造住宅も今後販売されるだろう。

しかし、制震装置を取り付ける位置を自由に選べないことがこの技術の難点とも言われる。工法の進化により、大地震が起きてもより安全かつ快適に暮らせる木造住宅の登場が待たれる。

教養としても役立つテクノロジーの知識

スマートフォンが普及し、誰でも最新テクノロジーに触れられる時代になった。直接テクノロジーに関与していないビジネスパーソンでも、テクノロジーについて概要だけでも知っておくことは大切だ。

テクノロジーは私たちの働き方や生活を激変させる。その動向に注意を払っておくことで、トレンドについていくこともできるだろう。
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楠山拓己 楠山拓己

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