2016年12月18日 更新

IT人材の激しい争奪戦は続く、給与面の条件引き上げの可能性

 需要の拡大に伴い、IT人材の争奪戦は激しさを増す見込み―外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(東京・港、マーク・ブラジ マネージング・ディレクター)はITプロフェッショナルの採用に関するレポートを発表した。

 レポートによると、年内は優秀なITプロフェッショナルの採用に向けて、企業は通常より短期間で採用を決定し、給与面の条件を引き上げる可能性が高いと分析されている。

 現時点で求職中のITプロフェッショナルはごく少数で、さまざまな業界の企業がデータ分析部門の強化に努めているため優れた人材はすでに複数の会社からオファーを受けている状況だ。

 ヘイズのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジ氏は「ITプロフェッショナルに対しては、年末まで一貫して高い需要が見込まれる。限られた人材を巡る争奪戦も見られており、IT分野での採用はさらに厳しさを増す」と予想している。

 金融機関や製造業、小売業を中心に、企業各社はビジネスのさらなる成長のためにIT人材の採用に力を入れるようになっている。そのため新規ポジションでの求人が多数発生しており、年内に採用を決定したいと考えているようだ。

 求めるスキルを持った人材が不足しているにもかかわらず、複数の企業が同様の職種で人材を求めているケースが多いため、これから年末までの期間は各社ともできるだけ素早く選考を行って早急に人材を確保しようとしているのが現状。

 保険業界やインベストメントバンキング業界では、デジタル化を加速して顧客の拡大につなげるために、アプリケーションサポート関連の人材の需要も高まっている。

 ITセキュリティエンジニア、ビッグデータスペシャリスト、ビジネスインテリジェンスエンジニア、プロジェクトマネージャーといった職種はいずれも需要が高く、企業側はビジネス変革に役立つ魅力的なITプロフェッショナルを一人でも多く採用しようと、これまで以上に採用予算の増額に前向きな姿勢を見せている。

 多国籍企業ではワールドワイドで一貫したITオペレーティングシステムを整備しようとしているため、バイリンガル人材の採用にも一層拍車がかかりそうだ。

 求職者の傾向としては、高度なスキルを持つ人材が、転職を決断する前に給与や福利厚生制度といった報酬面の待遇引き上げを求める動きが見られる。

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン - 転職エージェントガイド

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バイリンガルやスペシャリストなどグローバルな求人案件を多数持つ外資系大手転職エージェント。
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