2016年11月29日 更新

始める前に押さえておきたい「副業」のノウハウとその選び方

不透明な時代のなか、収入が上がらず会社員生活に不満を抱えている人もいるだろう。また、会社から与えられる仕事だけでは満足できず、空き時間でほかの仕事もやってみたいというパワフルな人もいるかもしれない。そんな人は、社外にぜひ目を向け、「副業」を検討してほしい。この記事では、「副業」のノウハウとその選び方をご紹介したい。

画像素材 - PIXTA(ピクスタ)

「副業」に対する考え方を整理する

筆者の周りにも収入が思うように上がらないため、副業を始めたいという会社員が多い。そんな人に筆者が必ず話すことがある。

それは「副業に対する考え方」である。具体的に言えば、「副業」を始めて“何がしたいのか”を整理することである。

「副業」は、“副”という言葉が入っているだけに、本業のサブ的なものという意味合いが強い。会社員は、「会社勤め」という本業があるだけにそういう意識になるのはやむを得ないが、サービスを提供されるお客様は、あなたが本業を持っていることに無関心だ。

自分の名前でサービスを提供する立場になったなら、もうその道のプロとして振る舞うしかない。「副業」は始めるのは簡単だが、お客様の信頼を得て継続していくことは大変難しいと肝に銘じよう。

「副業」の将来を見据える

「副業」を始める目的は人それぞれだろう。毎月使えるお小遣いを増やしたいという動機の人なら、年に20万円くらい副業で稼げれば十分かもしれない。そういう考えの人は、時間給のアルバイトや空き時間でできる内職を選べばよいだろう(ただし、筆者はこのような副業をあまりおススメしていない。理由は後述する)。

もしあなたが「副業」をきっかけにして起業にまでつなげたいなら、経営者としてどのようにビジネスを創るかまで見通して考えるべきだ。「副業」の将来を見据えることで、取り組むモチベーションは大きく変わってくる。

肉体労働型副業はあまりおススメできない

コンビニエンスストアの店員や新聞配達、ポスティングなどの肉体を駆使する副業は、あまりおススメできない。

理由は「疲れる」からだ。例えば、帰社後に自宅近くの喫茶店でウェイターのアルバイトをするとしよう。

ウェイターの仕事は、注文取りやお客様への飲食物の提供がメイン。歩き回るだけでなくお客様への思いやりや配慮も必要であり、肉体的、精神的に疲労するケースもある。しかもお客様の目があることから、たとえ疲れたとしても気を抜くことは許されない。

あなたがたとえ事務職など身体をあまり使わない仕事であっても、勤務後にこのようなアルバイトをするのは肉体的に厳しいはず。1か月や2か月ならまだしも長期的に続けるのは難しいだろう。

趣味を「副業」にできないか考える

趣味がある人は、自分の趣味がカネにならないかじっくりと考えてほしい。例えば、食べ歩きが趣味の人なら、「俺的ベストチョイスカレー店100」のようなウェブサイトを構築することもできるだろう。

もちろん、ただ単にウェブサイトを構築しても人の目に留まらなければ意味がない。それに、どうやって収益を得るかも(いわゆるマネタイズ)考えなければならないだろう。

こうしたビジネス思考が身につくのも「副業」の良い点。「副業」は、趣味を実益に変えるまたとないチャンスである。

今回はカレー店のようなメジャーなテーマを挙げたが、ニッチなテーマの場合、情報発信者が少なく、ブルーオーシャンの可能性も高くなる。マニアックな趣味の人は、ぜひ趣味を「副業」にしてもらいたい。そして、「副業」で稼いだおカネを趣味に再投資しよう!

「副業」はスモールビジネスが基本

ビジネスというと、大規模な投資を行うものだと想像し、「私にはそんなおカネはない」と発言する人もいる。

このような人は、ビジネス感覚のない大企業経験者が多いものだが、何も大それたことを「副業」でやる必要などない。

飲食店経営や不動産経営のような多額なおカネが必要なものは「副業」には向いていない。というのも、失敗したときの損失があまりにも大きすぎるからだ。場合によっては、家族にも迷惑をかけてしまうかもしれない。

特に初めて「副業」を始める際は、損失についてよく考えてほしい。たとえ「副業」でおカネが手に入っても、親子関係や友人関係が崩れてしまっては意味がないだろう。

ビジネスは、小さくはじめて大きくするもの。特に大企業勤務の人は、「そんなちゃちな真似ができるか!」とスモールビジネスをバカにする傾向がある。身の丈にあったビジネスはどのようなものかじっくりと考えよう。

「副業」の着地点を見つめて人生を有意義なものにする

「副業」を始める理由は人それぞれだが、人生を有意義なものにしたいという気持ちは共通かもしれない。会社という決められた枠内ではなく、個人で勝負できる「副業」はエキサイティングなものだ。「副業」を通して交友関係が広まることもプラスかもしれない。

繰り返すが「副業」は、小さくはじめて大きくするのがポイント。最初から過度な期待を持たず、本業に影響が出ない程度の負担であなたも「副業」を始めてみよう。
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楠山拓己 楠山拓己

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