2016年12月22日 更新

タイプ別パート主婦の仕事探しの特徴

 女性活躍が話題となっており、パートでの主婦の活躍が期待されている中、人材サービスのインテリジェンス(東京・千代田、峯尾太郎社長)はパート主婦をタイプ別に分類し、それぞれが抱える不安と仕事探しで重視する特徴などの実態に迫った。

 現在パートに従事する主婦を「子供の有無」と「本人年齢」を踏まえて以下の4つのタイプに分類する。

1.小3以下の子供がいる主婦(=子供に手がかかる人が多い)
2.小4以上~独立前の子供がいる主婦(=子供が手離れしつつある人が多い)
3.子供を持たない20~30代主婦(=将来の妊娠を見据えて働く人が多い)
4.子供が独立している主婦、または子供を持たない40~50代主婦(=子供をそれほど考慮しないで働く人が多い)

 「小3以下の子供がいる」パート主婦を詳しく見てみると、平均年齢32歳で平均月収は7万7000円(調査対象者より。以下同)。パート主婦全体における割合は29.2%。

 このタイプの主婦は子供から手が離せない人が多く、他の主婦に比べて働ける時間が短いことや、子供に熱が出た際に仕事を休めることを重視する人が多い。就業にあたり不安なことや仕事探しの重視点には家事と育児の両立をするための項目が上位にランキングしている。

【就業にあたり不安なこと】
1位 子供の病気の時、行事の時に休めるか 73%
2位 家事・育児と両立できるか 57%
3位 働いている時に子供を預けられるか 35%

【仕事探しの重視点】
1位 時間の融通がきく 64%
2位 勤務地が自宅から近い 53%
3位 働く時間が短い 53%

 「小4以上~独立前の子供がいる」パート主婦は平均年齢46歳で平均月収は8万4000円。パート主婦全体における割合は28.3%。

 このタイプの主婦は子供が小学生の折り返しを迎える頃から徐々に手離れしてくる一方で、日常の生活費の補助に加えて子供の塾や部活・習い事の費用、将来の学費を稼ぐためにパートを始める人が多い。

 仕事探しでは自身の年齢や、子供の学校の予定、家事とのバランスを考える人が多い。また、専業主婦歴が長い一方で職歴が浅く、年齢やブランクの壁に直面しているようだ。
【就業にあたり不安なこと】
1位 子供の病気の時、行事の時に休めるか 60%
2位 家事・育児と両立できるか 38%
3位 同僚と馴染めるか 33%

【仕事探しの重視点】
1位 勤務地が自宅から近い 65%
2位 時間の融通がきく 57%
3位 自分にもできそう 35%

 子供を「持たない」20~30代パート主婦は平均年齢33歳で平均月収は8万8000円。パート主婦全体における割合は12.4%。

 結婚や夫の転勤機に仕事を辞め、妊娠活動や家事との両立のために正社員ではなくパートを選ぶ人が多いのがこのタイプの主婦。

 子供がいる主婦と比較すると働く上での制約は少ないため、仕事探しの選択肢は比較的多い。しかし、妊娠活動のために働く負荷を抑えたいと思う主人がいたり、夫の扶養内での働き方を望む人もいて、週の希望シフト数は若干少な目の「3~4日」となっている。

【就業にあたり不安なこと】
1位 同僚と馴染めるか 43%
2位 体力はもつのか 24%
3位 労働条件・制度にウソはないか 24%

【仕事探しの重視点】
1位 勤務地が自宅から近い 49%
2位 時間の融通がきく 48%
3位 自分にもできそう 32%

 子供が「独立」している、または子供を「持たない」40~50代パート主婦は平均年齢50歳で平均月収は8万7000円。パート主婦全体における割合は30.2%。

 このタイプの主婦は時間に比較的余裕があるためか、他の主婦に比べて「時間の融通」をそれほど重視していない。かわりに「長い期間働くことができる」ことに重きを置いており、「同僚とうまくやっていけるか」を不安視する傾向が見られる。
 4つのタイプの中では本人の平均年齢が最も高い(50歳)ためか、年齢による体力の衰えを感じ始めている人も多く、無理せずコツコツ長く働きたい志向性がある。また、仕事探しをする上で「年齢制限はないか」という不安が他の属性よりも強く見られた。

【就業にあたり不安なこと】
1位 同僚と馴染めるか 36%
2位 体力はもつのか 32%
3位 年齢制限はないか 31%

【仕事探しの重視点】
1位 勤務地が自宅から近い 55%
2位 時間の融通がきく 38%
3位 自分にもできそう 34%

 調査は、2016年11月14日~16日、アルバイト・パートに従事しており、既婚・または未婚(離別)で子供がいる人を対象にインターネットで実施し、1101サンプルの有効回答を得た。

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